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ミール皿だけじゃない!空枠にも折り紙を封入できる
布や折り紙はレジン液に浸すとレジン液が紙に染み込み、色や柄が暗くなってしまったり変色してしまったりミール皿の背景が透けてしまったりする紙染みがおこってしまいます。紙染みをおこさない為の手段はいろいろありますが、その中で仕上がりが綺麗で人気があるのがジェッソとジェルメディウムを使用した方法です。しかし、このやり方だとまず、ミール皿にジェッソを塗りジェルメディウムを塗った紙をミール皿に貼り付けなくてはなりません。では、背景のない空枠では紙を封入できないのではないのでしょうか。そんな疑問をお持ちの方に、空枠に折り紙を封入するやり方をご紹介したいと思います。空枠やモールドの場合はジェルメディウムだけあれば大丈夫です。
ジェルメディウムとは
ジェルメディウムとは、主にアクリル絵の具に混ぜて使用するつや出し盛り上げ材です。クリーム状で光沢のある白色ですが乾くと透明になります。コラージュの接着にもつかうことができます。インターネットやホームセンター、画材屋さんで買うことができます。
空枠に折り紙を封入するやり方
●用意するもの●レジン液、空枠、折り紙、マスキングテープ、ジェルメディウム、筆、爪楊枝、パーツ(なくても良い)
空枠は背景がないので、両面に柄を入れることができます。今回は両面に柄をおいた場合の手順をご紹介します。同じ柄でも良いですし、違う柄にしても可愛いですよ。このやり方ならモールドでもできるので是非参考にしてみてください。
①まず、空枠を表面にしたい折り紙の好きな柄の部分の上に乗せ、鉛筆で空枠の内側のラインを薄くなぞって折り紙に印をつけておきます。
②次に、裏面にしたい折り紙の柄の上に空枠を反対にひっくり返して乗せ、内側のラインをなぞり印をつけていきます。
③①と②の印にそってハサミなどで切っていきます。切り終えた時に印の鉛筆の線がある場合は、消しゴムで消しておきましょう。
④表と裏の柄を背中あわせにしてのりでくっつけておきます。
⑤④の裏表両方に筆でジェルメディウムを塗ります。表を塗ったら裏を塗りを何回か繰り返して乾燥させます。ジェルメディウムは白いクリーム状ですが乾燥すると透明になります。
⑥マスキングテープの粘着面の上に空枠を乗せ、空枠を固定させレジン液を流し込みます。レジン液の上に⑤のジェルメディウムを塗った折り紙をのせレジン液に折り紙を沈め一度硬化させます。
⑦折り紙があることにより、裏面にまで紫外線が届かないので裏面は硬化できていない状態になっています。硬化できたらマスキングテープをはがし裏面の柄を完全に硬化させるために、レジン液を薄く塗り再度硬化します。
⑧硬化が完了すれば裏面ができあがりです。表面にパーツを置きたい場合はパーツを置きレジン液を流し硬化させたら完成になります。パーツを置かない場合はレジン液を流し込み硬化させたら完成です。
まとめ
ジェルメディウムの代わりにデコパージュを使って折り紙をコーティングすることもできます。紙はコーティングしないでレジン液に入れてしまうと紙染みしてしまうので必ずコーティングしてから入れるようにしましょう。
