食品封入について注意すべきこと

ビスケットや飴玉、ドライフルーツ等の食品をレジンに封入した作品の写真をよく見かけますよね。

とても可愛らしいので作ってみたくなる方も多いかと思いますが、実際に作る前に、注意点を十分に認識して欲しいと思います。

代替案も紹介しますから、最後までお付き合いください。

食品を封入する物理的な危険性

クッキーのような油脂分が多いモノやドライフルーツ等水分が含まれるモノは、カビが生えたり腐ったりしてしまいます。

じわじわと油分が染み出してくることも有るので、封入するのは避けたほうが良いでしょう。

「ドライ」フルーツは乾燥しているから大丈夫だと思いがちですが、完全に水分が抜けているわけではありません。

食品として販売している商品や数日間の自然乾燥レベルでは、多少なりとも水分が残ってしまうのです。

チョコレートや飴玉・金平糖は、熱を加えると溶けてしまいますよね。

そして、レジンは硬化する際に高温になります。

つまり、封入すると結構な確率で溶けます。

まず特殊な加工を施して劣化を防止し、専用の保存用樹脂を使って固めなければ、食品レジンを販売することはその後のリスクの方が大きいのです。

法的に問題があることも

「著作権」「商標権」についてはテレビなどで話題になることもあるのでご存知の方も多いかと思います。

それと同じように、一目で商品名がわかるような独特な形やデザインは、「意匠権」という権利を持っていることが多いです。

レジンに封入する場合、中身の形やデザインを活かした作品になるかと思いますので、この「意匠権」の侵害になってしまうのです。

また、ありふれた形のモノを封入していても、商品名を出してしまうと今度は「商標権」の侵害になってしまいます。

本物の飴を完全に樹脂加工する技法は「株式会社ナナコプラス」が特許を取得しており、それだけ食品を加工するのは大変だという事になります。

それらに加えて食品レジンの場合、販売後に劣化した際に中身の販売元に迷惑が掛かってしまう恐れがあることも考慮しなければなりません。

購入した食品レジンが劣化して販売元に問い合わせがいった事例もあるようで、インターネットで探してみるといくつか見つかりました。

本物でなくてとも素敵な作品は出来る

ここまでは本物の食品を使う危険性について書いてきましたので、ここからは素敵に仕上がる代替案を紹介します。

一つ目は、シリコンで本物の型を取って、レジンでパーツを自作してしまう方法です。

この場合は「意匠権」のことを考えて、ごく一般的な形の商品を使った方が無難でしょう。

二つ目は、スイーツデコ等に使われる材料で自作する方法が挙げられます。

2017年現在、フェイクスイーツの材料は数年前に比べると格段に入手しやすくなっています。

自分の思い描くデザインを作れるので、個性を出しやすいのはコチラの方法です。

まとめ

劣化の恐れがある「本物の」食品レジンはあくまでも自分で楽しむ分にとどめ、人にあげたり販売したりする分にはフェイクパーツを使うようにすれば、トラブルは避けられます。

色々と説教くさいことを書きましたが、本物の食品を封入する危険性と代替案について理解していただけたかと思います。

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